お役立ち情報

1. リジュランとは？

リジュランは、皮膚の若返りを目的とした美容製剤で、2014年に韓国で発売開始、その後アジア圏を中心に幅広く使用されています。主成分はサーモンのDNAから抽出されるポリヌクレオチド（PN）で、組織再生に必要となる物質や成長因子の生成増加を促進させ、毛細血管の循環促進、衰えたDNAの再合成などに作用します。
リジュランは、注射によって皮膚の真皮層に直接注入され、細胞の修復と再生を促すことで、毛穴や小ジワ、肌質、ハリや弾力の改善など、多くの美容効果が期待できます。

2. リジュランの種類

リジュランには、リジュラン、リジュランi、リジュランSなど、いくつかの種類があります。また、リジェバンといった後発品もあります。
ここでは先発品のリジュランの種類とそれぞれの特徴を解説していきます。

一般的な肌の若返りや保湿に用いられ、首や口元、デコルテ、手の甲、顔と広範なエリアに適用できます。肌の弾力性向上や小ジワ、くすみの改善に効果的です。

iはアイ（eye＝目）の略で、目元を始めとするデリケートな皮膚の治療に適しています。リジュラン製剤の中で柔らかく伸びがよいため、皮膚が薄く敏感な部分にも安全に使用できます。目の下のクマやくすみ、目のまわりのハリの改善に効果的です。

HBはハイドロブースター（Hydro Booster）の略で、ポりヌクレオチドにヒアルロン酸を配合することで、強力な保湿効果があります。乾燥肌の改善や肌の保湿を実現し、乾燥によるシワや肌の質感の改善に効果的です。

当院で使用しているリジュランになります。
Sはスカー（Scar＝傷跡）の略で、傷跡の改善を目的とした製剤です。肌の凹みの改善に効果的で、傷ついた皮膚組織の修復を促進します。当院では毛穴、ニキビ跡、お肌のざらつき、刻まれた小ジワ、傷跡にお悩みの方に使用するケースが多いです。
また部位問わず使用可能なので、目周りの小ジワの治療目的としても、当院ではリジュランiではなくリジュランSを使用しています。

3. リジュランが使われ続ける理由

リジュランが発売されてから10年経ちましたが、今なお美容医療の現場で高く評価され、使用され続けています。その理由にはいくつかの要因があります。

まず、リジュランの効果の高さが挙げられます。類似の後発薬剤が開発されているものの、リジュランはその独自のポリヌクレオチド成分により、他の製剤よりも優れた皮膚再生効果を持っています。これにより、治療後の肌の質感や弾力性が顕著に向上し、患者満足度が非常に高いです。

次に、安全性の高さも重要なポイントです。リジュランは人体に存在する成分と同じポリヌクレオチドを使用しているため、アレルギー反応や副作用のリスクが低く、安心して使用できる製剤です。この点も、長年にわたって愛用される理由の一つです。

さらに、リジュランは多様な肌の問題に対応できる柔軟性も持っています。シワの改善や傷跡の治療、肌のトーンアップなど、多岐にわたる効果を持ち、幅広い患者ニーズに応えることができます。

４. リジュラン注射の施術

当院ではリジュラン以外にも、ヒアルロン酸やボトックス、スネコス、ベビーコラーゲン、プロファイロといった様々な製剤のご用意があります。施術部位やお悩みに合わせて最適な製剤を最適な場所に使用することが大切ですので、カウンセラーによるカウンセリングや医師の診察を通して、お客様の状態に合わせた最適な治療を提案致します。

施術の流れ

①洗顔：洗顔をし、メイクを落として頂きます。
②麻酔：注射をする部位へ麻酔クリームを塗布します。15～20分程度で効いてきます。
③施術：麻酔後、注射または水光注射による注入をここないます。
④施術後：アフターケアや経過についてご説明します。

施術後の注意事項

・施術当日から入浴や洗顔、メイクが可能です。ただし患部を強くこすらないようご注意下さい。
・施術当日は激しい運動、飲酒はお控え下さい。
・お顔への強いマッサージは1週間程お控え下さい。
・リジュランは皮膚の浅い部分に注入する為、注入直後はむくみや腫れで表面がデコボコしている事がありますが、吸収され肌になじみますのでご安心下さい。
・注入後の赤みや鈍痛は数時間で落ち着きます。稀に内出血や熱感が生じる場合があります。症状が長引く場合は当院までご相談下さい。

5.まとめ