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美容コラム

スネコス注射のデメリットとは?後悔しないために知るべきポイント

肌のハリや弾力を自然に高めると話題のスネコス注射。
非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸を独自配合した注入剤で、加齢によるしわやたるみにアプローチできる治療法として人気を集めています。
しかし、美容医療において“自然な仕上がり”や“肌本来の再生力”というキーワードが注目される中、スネコス注射にももちろん、見逃せないデメリットが存在します。
この記事では、スネコス注射を検討している方が「後悔しない選択」をするために、事前に知っておくべき注意点やリスクについて詳しく解説します。
実際に治療を受けた方の声や、他の美容施術との違いにも触れながら、あなたにとって本当に最適な治療かどうかを見極めるための判断材料としてご活用ください。

1. スネコス注射とは?

スネコス注射とは、非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を独自の比率で配合した注入製剤を、真皮層に直接注射する施術です。
この製剤は肌細胞の再生やコラーゲン・エラスチンの生成を促進し、ナチュラルな若返りを目指す治療として、特にヨーロッパを中心に広まりました。
ボリュームを出すことを目的とした従来のヒアルロン酸とは異なり、スネコスは「自然な再生力」に働きかける点が特徴です。
目元や口元など皮膚の薄い部分にも使用できる柔軟性と、肌質そのものの改善が期待できる点で、加齢サインが気になる30〜50代の女性を中心に支持を集めています。

関連記事:スネコスの効果とは?肌への変化や持続期間を徹底解説!

2. スネコス注射のデメリット

スネコス注射にはさまざまなメリットがありますが、もちろん万能ではありません。以下に、施術を受ける前に知っておきたい具体的なデメリットを解説します。

施術中・直後の痛みや違和感

スネコス注射は細かく多数のポイントに注入を行うため、針を刺す回数が多くなりがちです。
局所麻酔クリームや冷却などで痛みを緩和する工夫はされますが、「チクチクする感じが苦手」という人にとっては施術中のストレスになることもあります。
施術後にも、ツッパリ感や軽度の圧痛が残るケースもあり、敏感な人ほど不快感を覚えるかもしれません。

赤み・腫れ・内出血などの一時的な症状

注入後には針の刺激によって、肌に赤みや腫れが生じることがあります。
特に目元や頬など皮膚の薄い部位では、内出血のリスクも高まります。
数日で落ち着くことが多いですが、まれに1週間以上残ることも。大切な予定の直前には避けた方が安心です。

1回の施術では効果が出にくい

スネコス注射は、肌の自然な再生プロセスを促す治療のため、即効性はあまり期待できません。
施術直後に変化を感じるというよりは、2週間後〜1ヶ月かけて徐々にハリやツヤが出てくる印象です。
「その場で若返った実感が欲しい」という方には向かないかもしれません。

短期間で複数回の施術が必要

スネコス注射は、1回きりの施術では十分な変化が得られないケースが多く、初回は1〜2週間ごとに4回の注射が推奨されます。
その後も、維持のために3ヶ月〜半年に1回のペースで継続が必要です。
「1回で完結する施術」を希望する人には、ややハードルが高いかもしれません。

効果が永久ではないためメンテナンスが必要

スネコスは肌そのものの再生を促す点で優れている一方で、その効果は永久ではありません。
加齢や紫外線ダメージなどの影響を受け、時間とともに再びハリやツヤが失われていきます。定期的なメンテナンスが必要になることは、事前に理解しておくべきポイントです。

費用負担が継続する可能性がある

スネコス注射は1回あたりの価格が比較的高めで、部位やクリニックにもよりますが1回3〜5万円前後が一般的です。
初回4回コース+メンテナンスを考慮すると、年間で10万円以上のコストがかかることもあります。長期的な費用計画も重要です。

3. スネコス注射の副作用と医学的リスク

安全性の高い治療とされていますが、医療行為である以上、一定の副作用や医学的なリスクは存在します。

アレルギー反応の可能性

スネコスは非動物由来の成分を使用しており、アレルギー反応はまれとされていますが、ゼロではありません。
過去にヒアルロン酸や注射薬でアレルギーが出たことのある方は、事前に医師に相談が必要です。

注射部位の炎症・感染リスク

ごくまれに、注射部位に菌が入り込み、炎症や腫れが長引くことがあります。
不衛生な環境での施術や、アフターケアの不徹底が原因となるケースもあり、クリニックの衛生管理や施術者の技術がリスクを左右します。

施術ミスによる仕上がりの不均一

スネコスは細かい層にまんべんなく注入する必要があるため、技術不足の医師が施術を行うと「一部だけ膨らんでしまう」「左右差が出る」といった仕上がりのムラが生じることがあります。
経験豊富な医師選びが重要です。

体質による効果の個人差

肌のターンオーバーやコラーゲン生成力には個人差があり、同じ施術でも「劇的にハリが出た人」と「思ったより変化を感じられなかった人」との差が生じます。
SNSなどの口コミに過度な期待を抱かず、自分に合った治療を見極める姿勢が大切です。

4. スネコス注射のデメリットを最小限にする方法

スネコス注射のリスクやデメリットはゼロにできるものではありませんが、施術を受ける前後の工夫やクリニック選びによって、トラブルの可能性を大きく下げることができます。

施術前後の過ごし方と注意点

施術前は肌のコンディションを整えておくことが大切です。
極度に乾燥していたり、炎症がある状態では、注射の刺激によってトラブルが悪化する可能性があります。
また、施術前後に過度な飲酒や激しい運動を避けることで、内出血や腫れのリスクを軽減できます。
施術直後の肌は非常にデリケートです。こすったりメイクで刺激を加えたりせず、清潔な状態を保つことが回復を早めるポイントです。
医師からのアフターケア指導をしっかり守ることが、仕上がりの良し悪しを大きく左右します。

信頼できるクリニック・医師の選び方

スネコス注射は技術が問われる施術であるため、誰が行うかが結果に直結します。
症例写真や導入歴、口コミだけでなく、カウンセリングの丁寧さや質問への対応力も重要な判断基準です。
医師自らがカウンセリングを行ってくれるクリニックであれば、リスクや施術の流れについて納得のいく説明が受けられるでしょう。
また、最新の注入手法や肌構造に精通している医師ほど、副作用のリスクも抑えられ、仕上がりの美しさにも差が出ます。
施術実績が豊富な医師を選ぶことが、後悔しない第一歩です。

カウンセリングでの不安・疑問の解消法

美容医療に不安はつきものですが、「質問しにくい空気」があるクリニックでは、本音を言えないまま施術に進んでしまうこともあります。
納得がいくまで丁寧に説明してくれるか、デメリットも正直に話してくれるかという姿勢を確認しましょう。
また、「なぜスネコスが必要なのか」「他の治療ではだめなのか」などを聞くことで、提案の根拠が明確になります。
流れ作業のようなカウンセリングではなく、一人ひとりに合った施術を提案してくれるクリニックこそ信頼に値します。

スケジュール管理とダウンタイムの確保

スネコス注射は1回で終わる治療ではありません。
4回1セットの治療と、その後のメンテナンスを想定し、数ヶ月単位のスケジューリングが必要になります。
仕事や家事、イベントとの兼ね合いを踏まえ、無理のない通院計画を立てることで、途中で挫折することなく効果を引き出すことができます。
特に、注射部位に赤みや内出血が出やすい方は、施術翌日に人と会う予定などを避けておくと安心です。

5. 他の美容施術との比較で見えるスネコス注射の弱点

スネコス注射は自然な肌再生を重視した治療法ですが、他の注入治療と比較することで、相対的な「弱点」も見えてきます。

ヒアルロン酸注射との比較

ヒアルロン酸注射は、へこみやくぼみに直接ボリュームを与えることができるため、即効性があります。
一方のスネコス注射は、即時的な変化は乏しく、数週間かけてゆるやかに肌の質感を整える施術です。
「すぐに見た目を変えたい」という方には、ヒアルロン酸の方が向いているかもしれません。
また、費用面でもヒアルロン酸は1回ごとの単価は高いものの、回数が少ない分、トータルコストで見ると割安になる場合もあります。

関連記事:ヒアルロン酸注射の5つの効果とは?効果を持続させるためのポイントを紹介

リジュラン注射との比較

リジュランは、サーモン由来のPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)を主成分とし、細胞修復を促進する注入治療です。
スネコスと同様に自然な再生を重視しますが、リジュランの方が炎症抑制やニキビ跡の改善に強みがあるとされます。
ただし、リジュランは粘度が高く、注射時の痛みや腫れがやや強く出る傾向があり、肌質によってはスネコスの方が適していることもあります。

関連記事:発売から10年経っても最前線で使用される製剤、リジュランとは?

PRP療法やボトックスとの比較

PRP療法は、自分の血液から抽出した血小板を注入する再生療法で、スネコスと同様に肌の根本改善を目指します。
しかし、採血が必要であること、効果の個人差が大きいことなどのハードルがあります。
一方、ボトックスは筋肉の動きを抑えてしわを予防・改善するものであり、スネコスのように肌質そのものを変える治療とはアプローチが異なります。
しわの種類や肌悩みによって、適した施術は変わるため、比較検討が重要です。

関連記事:ボトックス注射の施術時間と持続期間を解説!最適な施術間隔もチェック

6. スネコス注射が向かない人の特徴

どんなに優れた治療でも、すべての人に合うとは限りません。スネコス注射があまり効果的でない、または適していないと考えられる方の特徴を整理します。

すぐに効果を実感したい人

注入直後に変化がほしい、明らかな若返りを実感したいという方は、即効性のあるヒアルロン酸やボトックスの方が満足度は高くなる傾向があります。
スネコスはあくまで“じわじわと育てる治療”であり、短期的な変化を求める方にはやや不向きです。

通院回数やダウンタイムが取れない人

忙しくて月に何度も通えない、施術後の赤みや内出血に対応できないといった方には、複数回の施術が前提となるスネコスは負担が大きいかもしれません。
特に初回の4回は短期間に集中的に通う必要があるため、スケジュールに余裕がない方には注意が必要です。

慢性的な肌疾患やアレルギー体質の人

アトピー性皮膚炎や慢性のニキビ・皮膚炎を抱えている方、過去に注射でアレルギーを起こしたことがある方は、施術によって悪化するリスクがあるため、医師との十分な相談が必要です。
肌の状態によっては、スネコスではなく別の治療を優先すべきケースもあります。

7. スネコス注射のデメリットを理解したうえでの施術判断

スネコス注射には多くの魅力がある一方で、継続的な通院・費用・効果の個人差など、慎重に見極めたい点も少なくありません。

クリニック選びが満足度を左右する

同じ施術でも、担当する医師やクリニックの方針によって、満足度には大きな差が出ます。
スネコスをただ打つのではなく、「どの層に」「どの角度で」「どれだけ注入するか」を丁寧に見極められる医師こそが、自然な若返りを叶える鍵となります。
広告や価格だけで判断せず、カウンセリングを通じて信頼できるかどうかを見極めましょう。

予算・スケジュールのバランスをとる

スネコス注射は、1回ごとの価格は比較的高く、通院回数も多いため、無理のない予算・スケジュール管理が必要です。
「やってみたけれど通いきれなかった」と後悔しないように、初めから年間のスケジュールをイメージしておくと安心です。

他の選択肢も視野に入れて検討する

肌悩みの内容によっては、スネコスではなく別の施術の方が効果的なこともあります。
ヒアルロン酸でボリュームを補う、ボトックスで表情筋を調整する、あるいはレーザーで肌質を改善するなど、複数の選択肢を提示してくれる医師のカウンセリングを受けることで、より納得のいく選択ができるでしょう。

8. まとめ

スネコス注射は、肌本来の再生力を活かしながらナチュラルな美しさを引き出す、魅力的なエイジングケア施術です。
しかし、1回で終わらず継続が必要なこと、即効性が乏しいこと、個人差が大きいことなど、事前に理解すべきデメリットも少なくありません。
大切なのは、施術のメリットだけでなくデメリットにも目を向けたうえで、自分にとって最も納得のいく治療を選ぶことです。
信頼できる医師のもとで、丁寧なカウンセリングと計画的な施術を重ねていけば、スネコス注射はきっとあなたの肌に自然な変化をもたらしてくれるはずです。

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監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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