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美容コラム

ピコレーザーのダウンタイムとは?施術後の症状と過ごし方、アフターケアについて

シミやそばかす、肝斑、ニキビ跡など、幅広い肌悩みに効果が期待できる「ピコレーザー」。従来のレーザー治療よりも肌への負担が少なく、短いダウンタイムで施術が受けられるとして人気を集めています。
しかし実際に受けるとなると、「どのくらい赤みが出る?」「かさぶたはいつ取れる?」「メイクは何日後からできる?」といった不安を持つ方も多いでしょう。ダウンタイムの経過を理解していないと、仕上がりに影響したり、思わぬトラブルにつながることもあります。

この記事では、ピコレーザー施術後に起こりやすい症状や回復までの期間、ダウンタイム中に気をつける過ごし方、そして仕上がりを良くするためのアフターケアについて詳しく解説します。治療を検討している方が安心して受けられるよう、疑問を解消できる内容になっています。

1.ピコレーザーとは?基本と効果をわかりやすく解説

シミやそばかす、肝斑、ニキビ跡など幅広い肌悩みに効果が期待できる「ピコレーザー」。ダウンタイムが短いといわれる一方で、「赤みはどれくらい続くの?」「メイクはいつからできる?」「仕事や学校に支障はない?」と不安に思う方も少なくありません。

実際のダウンタイムは、照射方法や肌質によって異なり、数時間で治まる場合もあれば、1週間程度かさぶたや赤みが続くこともあります。大切なのは、施術後の経過を正しく理解し、適切なアフターケアを行うことです。

ピコレーザーについて

ピコレーザーは、従来のレーザー治療に比べてさらに進化した美容医療のレーザー機器です。「ピコ秒(1兆分の1秒)」という非常に短いパルス幅でレーザーを照射できるため、熱エネルギーによる皮膚への負担を大幅に減らしながら、目的のターゲットだけを効率的に破壊することが可能です。
従来のQスイッチレーザー(ナノ秒単位)では、熱による炎症や周囲組織へのダメージが課題とされていましたが、ピコレーザーは光の衝撃波(光音響効果)で色素を細かく粉砕するため、より短いダウンタイムと高い効果を両立できます。そのため、美容皮膚科の分

ピコレーザーの効果

ピコレーザーには大きく分けて3つの代表的な効果があります。
1.シミ・そばかす・肝斑の改善:メラニンを微細に砕くことで、少ない回数でも透明感のある肌を実感できるケースが増えています。
2.肌質改善効果:特にピコフラクショナルと呼ばれる照射モードでは真皮層に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。その結果、毛穴の開きやニキビ跡の凹凸が目立ちにくくなり、肌全体のハリがアップします。
3.タトゥーやアートメイクの除去:従来では残りやすかった色素も、粒子を細かく分解できるため、より高い除去効果が期待できます。

このように、ピコレーザーは「色素の改善」と「肌質の若返り」の両方にアプローチできる、幅広い適応を持った治療法です。

2.ピコレーザーのダウンタイムは短い?その理由

ピコレーザーは、シミ治療や美肌治療に使われる数あるレーザー機器の中でも「ダウンタイムが短い」と評判です。これは、照射原理に大きな違いがあるためです。従来のレーザーは「熱エネルギー」で色素や肌組織を破壊する仕組みだったため、照射部位の赤みや炎症が強く出やすく、数日から1週間以上ダウンタイムが続くケースも少なくありませんでした。

一方、ピコレーザーは「光音響効果」と呼ばれる仕組みで、レーザー光を超短時間で照射します。そのため、熱の影響をほとんど与えずにターゲットの色素を粉砕できます。皮膚に余計なダメージを残さないため、赤みや腫れといった症状は軽度で済み、数日以内に落ち着くことが多いのです。

さらに、照射エネルギーが細かく調整できるため、肝斑のようなデリケートな症状にも低出力で安全に治療が可能です。このように「熱によるダメージが少ない」「衝撃波で効率的に作用する」という2つの理由から、ピコレーザーは従来機器よりもダウンタイムが短く、日常生活に戻りやすい施術として選ばれています。

3.ピコレーザーの照射方法によるダウンタイムの症状、期間

ピコスポット

ピコスポットは、シミやそばかすといった局所的な色素に対してレーザーをスポット的に当てる方法です。照射部位はピンポイントで強めに反応するため、施術直後から赤みや軽い腫れが出て、翌日以降は茶色いかさぶたのような膜が形成されます。

このかさぶたは3〜7日程度で自然に剥がれ落ちますが、無理に剥がすと色素沈着や跡が残る原因になるため注意が必要です。かさぶたが取れるまでは、患部に強い摩擦やメイクを避け、ワセリンなどで保護すると安心です。かさぶたが落ちた直後は新しい皮膚が露出しており、非常にデリケートな状態です。

この時期に紫外線を浴びると色素沈着を起こしやすいため、日焼け止めや帽子などでしっかりガードしましょう。日常生活への影響は少ないものの、1週間前後のダウンタイムを見込む治療といえます

ピコトーニング

ピコトーニングは、顔全体に弱い出力で均一にレーザーを照射し、肝斑やくすみ改善を目指す方法です。熱ダメージが少ないため、施術後は赤みが数時間〜翌日程度でおさまるケースが大半です。人によっては軽い乾燥やチリチリ感が半日〜1日続くこともありますが、保湿を心がければすぐに落ち着きます。

ダウンタイムはほとんどなく、当日からメイクや洗顔が可能なことが多いため、仕事や学校を休む必要がないのが大きな魅力です。ただし、1回の施術で劇的な変化が出るわけではなく、2〜4週間ごとに5〜10回程度継続して照射することで少しずつ肌トーンが明るくなるのが一般的です。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、ニキビ跡や毛穴の開きといった凹凸改善に用いられる方法です。皮膚表面に微細な穴を開け、真皮層のコラーゲン再生を促進するため、ダウンタイムは他のモードに比べてやや長めです。

施術直後から赤み・軽い腫れ・ヒリヒリ感が出て、2〜3日目には点状出血や細かいかさぶたのようなざらつきが現れることがあります。これらの症状は3〜7日程度で徐々に落ち着き、1週間後にはメイクで十分カバーできる状態に戻ることが多いです。乾燥を感じやすいため、施術後は保湿を徹底することが大切です。ダウンタイムはやや長めですが、回復過程でコラーゲン生成が進み、1〜3ヶ月かけてハリや弾力の改善が期待できます。即効性よりも中長期的な肌質改善を目指す方に適しています。

4.ダウンタイム中の過ごし方・アフターケアについて

肌に刺激を与えない

ピコレーザー後の肌は、非常にデリケートな状態になっています。そのため、洗顔やスキンケアの際には「摩擦を避ける」ことが重要です。ゴシゴシこする洗顔やピーリング剤、スクラブ入りの洗顔料は一時的に刺激が強すぎるため控えましょう。洗顔はよく泡立てた優しい泡で包み込むように行い、タオルで拭くときも軽く押さえる程度にとどめるのが安心です。

血行が良くなることをしない

施術直後は炎症が起きやすいため、血流を過度に促す行為は赤みや腫れを悪化させることがあります。具体的には、長時間の入浴やサウナ、激しい運動、飲酒などは数日間控えるのが望ましいです
特にピコフラクショナル後は一時的に点状出血が見られることもあり、血行が良くなると症状が強く出る場合があるため注意が必要です。

紫外線から肌を守り、保湿をしっかりする

ピコレーザー後の肌は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着のリスクが高まります。日中は必ず日焼け止めを使用し、外出時は帽子や日傘を併用して紫外線対策を徹底しましょう。さらに、肌のバリア機能は一時的に弱っているため、十分な保湿も不可欠です。低刺激の化粧水や保湿クリームを使い、肌の回復をサポートすることが美しい仕上がりにつながります。

医師や看護師からの指示を守る

施術後には、医師や看護師から一人ひとりに合わせたアフターケアの指示があります。軟膏の塗布や外用薬の使用方法、避けるべき生活習慣などを具体的に説明されることが多いです。自己判断でケアを省略したり独自のケアを行ったりすると、思わぬ副作用や仕上がりの低下につながる恐れがあります。説明をしっかり守り、気になる症状が出たときは早めに相談することが大切です

5.ピコレーザーのダウンタイムに関するよくある質問

Q.ピコレーザー後は肌荒れしますか?

施術後は、一時的に赤みや乾燥、軽いかゆみを感じることがあります。これはレーザー照射による自然な反応であり、数日以内に落ち着くケースがほとんどです。ただし、体質や照射の強さによっては炎症後色素沈着が起こることもあるため、紫外線対策や保湿を怠らないことが大切です。強い腫れや痛みが長引く場合には、早めにクリニックへ相談してください。

Q.メイクや洗顔はいつからできますか?

ピコトーニングのような低出力照射であれば、当日からメイクや洗顔が可能なことが多いです。一方、ピコスポットやピコフラクショナルでは、施術部位の皮膚がデリケートになっているため、翌日以降を目安とするケースが一般的です。
洗顔は摩擦を避け、メイクはカバー力の高いコンシーラーやファンデーションを使うよりも、洗顔で落とせるパウダーなどで軽い仕上がりを心がけるのがおすすめです。

Q.ピコレーザーの効果は何日後に実感できますか?

シミ取り目的のピコスポットの場合、かさぶたが自然に剥がれる1〜2週間後に肌のトーンアップを実感できる方が多いです。

肝斑やくすみに対するピコトーニングは、複数回施術を重ねることで徐々に透明感が増していきます。ニキビ跡や毛穴改善を目的とするピコフラクショナルでは、赤みが引いた後から肌の質感が変化し、数ヶ月かけてコラーゲン再生によるハリや滑らかさを実感する流れです。

6.まとめ

ピコレーザーは、従来のレーザー治療に比べて熱によるダメージが少なく、ダウンタイムが短いことが大きな魅力です。シミやそばかすの改善、肝斑やくすみのトーンアップ、ニキビ跡や毛穴の凹凸改善、さらにはタトゥー除去まで幅広い悩みに対応できる最新の美容医療です。

ダウンタイムの長さや症状は、照射方法によって異なります。ピコスポットはかさぶたが1週間前後続き、ピコトーニングはほぼダウンタイムなし、ピコフラクショナルは数日から1週間程度、赤みやざらつきが出る場合があります。しかし、いずれの方法も日常生活に大きな支障は出にくく、適切なアフターケアを行えば安全に施術を受けられます。

施術後は「摩擦を避ける」「血行を促す行為を控える」「紫外線対策と保湿を徹底する」といった基本を守り、医師や看護師からの指示に従うことが仕上がりを左右します。正しい知識を持って施術に臨めば、より満足度の高い結果が得られるでしょう。

ピコレーザーのご相談はMiSA CLINIC六本木本院で!カウンセリングのご予約はこちらから。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

当院ではお客さまのお悩みや体質に合わせて
最良のご提案をお約束いたします。

初回のカウンセリングは無料です。
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