皆さんこんにちは。
ミサクリニック六本木 本院 院長のドクターみさです。
今日は、以前も大好評だった「自分で自分に打っちゃうシリーズ」をやっていきたいと思います。
前回のヒアルロン酸に続き、今回はボトックス!
以前はヒアルロン酸を自分に打って、リフトアップする動画をお届けしました。
今回はその第2弾として、ボトックス注射を自分で打っていきたいと思います。
ボトックスは、とても細い針を使うので基本的にはあまり痛くありません。
ただし、薬液が少ししみるので、それが苦手で最近は自分ではあまりやっていなかったんです。
でもやはり、効果は抜群。
シワの「改善」だけでなく、「予防」にもなるのがボトックスのすごいところです。

シワ予防にボトックスが効果的な理由
よく教科書などでも紹介されますが、ボトックスを打っている人と打っていない人の双子写真を見ると、
長年の違いがはっきりと出ます。
60歳くらいになると、表情のクセでシワはどんどん深くなります。
でも、表情筋の動きをほどよく抑えることで、**「笑ってもシワが入りにくい肌」**を維持できるんです。
アンチエイジングの観点からも、3〜4ヶ月に1回程度の定期的なボトックス注射は非常におすすめです。
自分で打つ理由と今回の施術ポイント
ボトックスは、打つ量や場所で結果がかなり変わる治療です。
そのため、自分に合った微調整をしたいという思いもあり、今回は自分で挑戦することにしました。
まずは私の場合、「噛み締め癖」が強く、エラが張りやすいので**咬筋(こうきん)**に注射します。
これにより、フェイスラインがスッと整い、小顔効果も期待できます。
次に、口角ボトックス。
下がる筋肉をブロックすることで、自然に口角が上がり、常にご機嫌そうな印象になります。
さらに、眉間。
忙しさでつい眉間に力が入り、シワが深くなってきているので、ここも注射ポイントです。
最後に、顎と目尻。
顎にボトックスを打つと、梅干しジワが改善されてツルッとした印象に。
目尻は、乾燥でシワができやすい部分なので、弱めに少量を注入します。
以前、効かせすぎて笑えなくなった経験があるので、今回は慎重に調整していきます。
(患者さんにもいつも「笑えないようにしないでください」とお伝えしています!)

麻酔の準備と痛み対策
ボトックスは部分的に注射するだけなので、全顔のクレンジングは不要です。
注入部位だけメイクを落とせばOK。
次に、看護師に表面麻酔クリームを塗ってもらいます。
成分は「リドカイン」で、歯医者さんの麻酔と同じものです。
これで痛みをやわらげます。
また、痛みに敏感な方には「笑気麻酔」もおすすめ。
吸入するタイプで、痛みを直接減らすものではありませんが、リラックス効果があり、
「ふわふわして気持ちよくなる」感じになります。
施術中の注意点とアフターケア
皮膚が薄い人は内出血しやすい傾向があります。
私も薄いタイプなので、目まわりは特に注意しています。
もし内出血が出た場合は、「ヒーライト(Healite)」という医療用LEDが効果的。
細胞の修復を促進し、内出血の回復を早めてくれる機器です
施術の様子と感想
では、いざ実施。
マーキングして、筋肉の動きを確認しながら慎重に注射していきます。
針の深さは約5〜7mm程度。
細かい音や感触がありますが、思ったよりもスムーズにできました。

実際、1年ぶりのセルフ施術でしたが、無事に完了!
やってみると意外と大丈夫でした。
今後の経過について
ボトックスは経過が大切です。
打った直後よりも、2〜7日後に効果が現れ、2週間ほどで安定します。
今回の結果がどう出るか、また経過は動画やブログで報告しますね。
「もし変な顔になったらごめんなさい!」という気持ちで見守ってください(笑)

