【脱脂手術】安易に手を出し後悔する人続出!?その理由とミサクリでの対処法を徹底解説!
脱脂手術後のトラブル相談が増えている理由
目の下のクマやたるみ改善を目的として行われる脱脂手術は、近年非常に多くの方が受ける施術となっています。
しかし、その一方で施術後のトラブルに悩み、相談に訪れる方も少なくありません。
当院では脱脂手術そのものは行っていませんが、他院で脱脂手術を受けた後に「以前より老けて見えるようになった」「クマが悪化したように感じる」といったご相談を日常的に受けています。
30代の方はもちろん、70代の方からも相談を受けることがあり、幅広い年代で施術が浸透していることを実感しています。
今回は実際によく見られる脱脂手術後のトラブルと、その対処法について解説します。

なぜ目の下の脂肪は前に出てくるのか
目の下には眼球を保護するための眼窩脂肪があります。
この脂肪はクッションの役割を果たしていますが、加齢とともに支える組織が弱くなることで前方へ突出しやすくなります。
若い頃は皮膚のハリによって目立たなかった脂肪も、年齢を重ねるにつれてたるみとともに目立ち始め、クマや疲れた印象の原因になります。
そのため、「膨らみをなくしたい」という希望から脱脂手術を選択する方が増えているのです。
脱脂手術で起こりやすいトラブル① 取り過ぎによるくぼみ
最も多い相談の一つが、脂肪を取り過ぎてしまったケースです。
本来必要な脂肪まで除去してしまうと、目の下が不自然にくぼみ、かえって老けた印象になってしまいます。
患者様からは、
- 前より顔色が悪く見える
- 疲れて見える
- クマが悪化したように感じる
といった声を聞くことがあります。
実際にはクマが増えたというよりも、脂肪がなくなったことで影ができやすくなり、結果として老けた印象になっているケースが多いのです。

脱脂手術で起こりやすいトラブル② 皮膚のたるみが目立つ
中高年の方に多く見られるのが、皮膚のたるみです。
目の下の脂肪が長年突出していた場合、その上の皮膚は伸ばされた状態になっています。
これは妊娠中にお腹の皮膚が伸びるのと似たような状態です。
そのため、脂肪だけを除去すると皮膚が余り、たるみや小じわが目立つようになります。
患者様からすると、
「手術前よりひどくなった」
と感じるかもしれません。
こうした可能性について術前に十分な説明が行われていれば、患者様の満足度も変わるのではないかと感じることがあります。

脱脂後の修正治療で起こるトラブル
脱脂後にくぼみが生じると、その改善のためにさまざまな注入治療が行われることがあります。
代表的なのはヒアルロン酸注入です。
しかし、注入方法や注入位置が適切でない場合、
- ボコボコした凹凸ができる
- 不自然な膨らみになる
- 製剤が移動してしまう
といった問題が起こることがあります。
また、PRP療法などの再生医療系治療においても、クリニックによっては独自の成分が添加されているケースがあります。
これらが原因でしこりや硬結が生じると、美容皮膚科では対応が難しくなり、形成外科や美容外科での治療が必要になる場合もあります。

脱脂後の修正治療で活躍するベビーコラーゲン
脱脂手術後のくぼみや影感の改善において、非常に有効と感じているのがベビーコラーゲンです。
ヒアルロン酸と比較すると持続期間は短くなりますが、以下のようなメリットがあります。
まず、自身のコラーゲン生成を促す働きが期待できます。
また、目元のような皮膚の薄い部位でも自然になじみやすく、不自然な膨らみが生じにくいという特徴があります。
特に脱脂後の繊細な修正には適した製剤だと考えています。

実は適応のない患者様もいる
ご相談を受けていると、
「そもそもなぜこの方は脱脂手術を受けたのだろう」
と感じるケースもあります。
もともと目の下の脂肪突出が強くないにもかかわらず手術が行われ、結果として目元がやつれた印象になっていることもあります。
ただし、そのようなケースは決して多数派ではありません。
多くの場合は適応自体はあったものの、
- 脂肪の取り方
- 除去量の調整
- 術後の注入治療
などに問題があったケースが多い印象です。

皮膚のたるみや小じわへの対処法
脱脂後に小じわや皮膚のゆるみが気になる場合には、症状に応じて治療法を選択します。
代表的な治療として、
- スネコス
- リジュラン
- ベビーコラーゲン
- ボトックス
などがあります。
特に小じわ改善を目的としたボトックスは、高度な技術が必要です。
効かせ過ぎると不自然な表情になるため、ごく浅く繊細に注入する必要があります。
患者様の状態を見ながら適切な治療を選択していきます。

ヒアルロン酸が原因か脂肪の取り残しかを見極める
脱脂後に膨らみが残っている場合、
- ヒアルロン酸が固まっている
- 脂肪の取り残しがある
という二つの可能性が考えられます。
ヒアルロン酸であればヒアルロニダーゼによって溶解することができます。
まずは溶解治療を試み、その反応を見ることで原因を判断していきます。
もし脂肪の取り残しであれば、別のアプローチが必要になります。
このように脱脂後の修正治療は、原因を正確に見極めることが非常に重要です。
脱脂手術を受ける前に知っておきたいこと
脱脂手術は人気の高い施術ですが、決して「簡単だから安心」というものではありません。
目元は非常に繊細な部位であり、わずかな差が大きな見た目の違いにつながります。
施術を検討する際には、
- 本当に脱脂が必要なのか
- 脂肪をどの程度除去するのか
- 術後にどのような変化が起こり得るのか
について十分な説明を受けることが大切です。
また、費用だけでクリニックを選ぶのではなく、症例数や医師の経験、アフターフォロー体制なども確認することをおすすめします。

まとめ
脱脂手術は目の下の膨らみ改善に有効な治療ですが、脂肪の取り過ぎや皮膚のたるみ、術後の注入治療によるトラブルなど、さまざまな問題が起こる可能性があります。
実際に脱脂後の修正相談は非常に多く、原因や症状も患者様によって異なります。
そのため、施術前には適応を慎重に見極めること、そして信頼できる医師のもとで十分なカウンセリングを受けることが重要です。
もし脱脂手術後に違和感やお悩みがある場合は、一人で抱え込まず、修正治療の経験が豊富な医療機関へ相談することをおすすめします。
この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医
