お役立ち情報

MiSA Clinic

美容コラム

ハイフの種類を比較!効果・特徴の違いを徹底解説!

たるみや輪郭のもたつきを引き締め、フェイスラインを整える施術として注目されているハイフ(HIFU)。
近年では多様な種類のハイフ機器が登場しており、それぞれの特徴や効果を理解して選ぶことが、満足のいく結果につながります。
本記事では、医療ハイフを中心に代表的な種類とその違いを徹底解説し、目的別にどの機器が適しているかを紹介します。また、ハイフの効果を左右する要素や、医療ハイフとエステ・家庭用との違い、施術時によくあるお悩みとその対処法まで、わかりやすく解説していきます。

1. ハイフとは?仕組みと基本情報

ハイフとは「High Intensity Focused Ultrasound」の略で、日本語では「高密度焦点式超音波」と訳されます。
もともとは前立腺がんなどの治療に使われていた医療技術で、近年では美容医療に応用され、たるみ治療やリフトアップ、小顔治療として広く使用されています。
ハイフは、肌の表面を傷つけることなく、真皮層や脂肪層、さらにその奥にあるSMAS層(筋膜)にまで超音波エネルギーを集中的に届け、熱によって組織を引き締めたり、新たなコラーゲンの生成を促進する仕組みです。
照射時には軽いチクチク感や熱感を伴いますが、ダウンタイムが非常に少なく、施術当日からメイクも可能な点が多くの患者様に選ばれている理由です。
また、注入や切開を伴わないため、「ナチュラルに変化したい」「周囲にバレずに若返りたい」といった方にも適しています。

2. 医療ハイフの種類と特徴を比較

ハイフ機器ごとの基本的な違い

医療機関で使用されているハイフ機器には、ウルトラセルZiウルセラウルトラフォーマーシリーズなど多くの種類があり、それぞれの機器には出力やショットの精度、照射スピード、目的に応じたアプローチの違いがあります。
たとえば、ウルセラは米国FDAの認可を取得している安全性の高い機器で、SMAS層への照射に特化しており「リフトアップ効果」に優れています。
一方、ウルトラセルZiはリフトアップと肌質改善の両方に対応できるマルチな機器で、日本の美容皮膚科でも広く使用されています。
また、「脂肪を溶解させたい」というニーズには、リニアタイプのハイフが選ばれることが多く、照射の深さや幅が異なることで、より目的に沿った治療が可能になります。

悩みに応じたハイフの選び方

顔全体のたるみが気になる方は、深い層にまでアプローチできるSMAS照射機能がある機器がおすすめです。
ウルセラやウルトラセルZi、ウルトラフォーマーMPTなどが該当します。
一方、フェイスラインのもたつきや脂肪による膨らみが気になる場合は、リニア型のハイフによる「脂肪溶解機能」に注目しましょう。
ウルトラセルQ+リニアなどが代表的です。
また、「肌のハリ感を高めたい」「毛穴の開きも一緒に改善したい」といった方には、真皮層に浅めのショットを細かく照射できる機器が効果的で、ソノクイーンやダブロゴールドなどが候補に挙げられます。

3. 【おすすめ】ハイフの種類

ここでは、日本国内の美容クリニックで採用されている代表的なハイフ機器について、それぞれの特徴や得意な効果を紹介します。
ハイフ機器は見た目や名称が似ていても、構造・照射精度・目的が大きく異なるため、施術を受ける前にどの機器を使用するかを確認しておくことが大切です。

ウルトラセルZi

ウルトラセルZiは、たるみ治療と肌質改善の両方を目的とした多機能ハイフ機器で、日本国内で最も多くの医療機関に導入されています。
特徴は、リフトアップ用のドットHIFUと脂肪溶解・フェイスライン引き締め用のリニアHIFUを1台で使い分けられる点です。さらに、表皮の浅い層へアプローチする「シャワーハイフ」も搭載しており、肌のキメやハリを整える効果も期待できます。
施術時の痛みが比較的少なく、ダウンタイムも軽度であることから、初めてハイフを受ける方にもおすすめできるバランスの良い機種です。

【YouTube】Dr.みさえの素敵になり隊 誰でも小顔に!たるみやほうれい線の改善に効果大の『ウルトラセルZi』

ウルトラセルQ+

ウルトラセルQ+は、ウルトラセルシリーズの中でも、照射スピードが非常に速く、全顔照射でも15〜20分程度で完了するという特徴を持ちます。
さらに、独自のハンドピース構造により皮膚への密着度が高く、熱エネルギーが効率よく伝わるため、施術後の効果の実感が早いという利点があります。
特に、忙しい日常の中でもスピーディに施術を済ませたい方や、継続的なメンテナンスを重視する方に適しています。

ウルトラセルQ+リニア(リニアハイフ)

リニアタイプのハイフは、従来のドット状照射ではなく、線状に熱を加えることで脂肪細胞を均一に加温・破壊することを目的としています。
ウルトラセルQ+リニアは、特にフェイスラインや二重顎の脂肪が気になる方に有効で、照射後は数週間かけて脂肪が代謝され、顔の下半分が引き締まるような変化が得られます。
体感としては、ドット型に比べて熱感が強いものの、出力調整や麻酔クリームの併用で十分にコントロールできます。

ウルセラ

ウルセラは、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)に認可されている数少ない医療用ハイフ機器の一つです。
精密な超音波画像でSMAS層の状態をリアルタイムで確認しながら照射することが可能で、「ミリ単位でたるみを引き上げたい」という希望に応える機種です。
施術時はやや強い痛みを伴うこともありますが、その分リフトアップ効果が非常に高く、1回の施術でも半年〜1年ほど効果が持続するのが大きな特徴です。

ウルトラフォーマーMPT

ウルトラフォーマーMPTは、複数のカートリッジを使い分けることで、深さ・エネルギー密度・照射スピードなどを細かく調整できる高機能ハイフ機器です。
従来のウルトラフォーマーⅢから進化し、より安定したショットの再現性を持つ点が評価されています。
特に、たるみ治療と肌質改善をバランスよく行いたい方に最適で、施術後の赤みや腫れも抑えられており、リピート施術にも向いています。

ウルトラフォーマーⅢ

ウルトラフォーマーⅢは、SMAS層から真皮浅層まで、複数の深度に照射可能な点が特徴で、幅広い年代・肌質に対応しています。
照射スピードが速く、痛みが比較的少ないことから、美容医療初心者にも選ばれやすい機種のひとつです。
また、エネルギーの分散性が少なく、狙った層に集中的に熱が届くため、施術後のフェイスラインのシャープさが実感しやすい点も人気の理由です。

ダブロゴールド

ダブロゴールドは、従来のハイフよりも痛みが少ない設計でありながら、リフトアップやハリ感アップの効果をしっかり出せる機器として知られています。
皮膚表面に余計なダメージを与えることが少ないため、肌が薄い方や敏感肌の方にも適しています。
とくにフェイスラインの軽度なたるみや、目元〜頬の軽やかな引き上げを目的とする方におすすめです。

ソノクイーン

ソノクイーンは、ハイフ機器の中でも特に「目元」や「口元」など皮膚の薄いエリアへの対応力に優れた機器です。
1.5mm、2.0mmといった浅い層への照射が可能で、微細なエネルギー調整によって、細かなシワや肌の凹凸をなめらかに整えるような仕上がりが期待できます。
他のハイフとの併用で、目元のみソノクイーンで仕上げるといった使い分けも可能で、きめ細やかな治療設計に対応できます。

4. 目的別に選ぶおすすめハイフ

ハイフの機種にはさまざまな種類がありますが、大切なのは「何を目的に施術を受けるか」です。
たるみの程度、脂肪の量、肌質、年齢などによって、最適な機器は異なります。ここでは、目的別に最適なハイフ機器をご紹介します。

たるみを引き上げたい

重力によって下がってきた肌を物理的に引き上げたい場合には、SMAS層まで到達するパワフルなハイフが効果的です。
たるみは皮膚や脂肪だけでなく、深層の筋膜(SMAS)によって支えられているため、そこをしっかりと引き締められる機器が求められます。
この目的に適しているのがウルセラやウルトラセルZi(ドット)、ウルトラフォーマーMPTなどです。
いずれも高い出力でSMAS層に熱変性を起こし、引き締めとコラーゲン生成を同時に促すため、たるみ改善に効果を発揮します。
特に40代以降でフェイスラインのもたつきが目立ち始めた方には、SMAS層照射を軸とした機器を選ぶことで、1回の施術でも見た目の変化を感じやすくなります。

関連記事:ハイフ(HIFU)によるたるみ治療の魅力とは?

小顔・脂肪溶解目的

顔のボリュームを抑えてスッキリした印象にしたい場合は、脂肪細胞をターゲットとするリニアハイフが有効です。
従来のハイフでは難しかった「脂肪溶解」に特化した設計により、頬下〜フェイスラインの脂肪を熱で代謝促進させ、自然な小顔効果を引き出します。
この目的に向いているのが、ウルトラセルQ+リニアやウルトラフォーマーⅢ(リニア)です。
特に「エラ下の膨らみ」や「二重顎」が気になる方に適しており、数回の施術を重ねることで明らかな輪郭変化が期待できます。
体質的に皮下脂肪がつきやすい方や、20〜30代の「もたつき予防」にも適しています。

肌のハリ・弾力を出したい

たるみというよりも「肌全体のハリが欲しい」「細かいシワや毛穴を整えたい」といった目的には、真皮層への照射に長けたハイフ機器が向いています。
この層に働きかけることで、コラーゲンやエラスチンの再構築が促進され、肌の弾力やツヤ感が回復していきます。
この目的におすすめなのは、ソノクイーンやダブロゴールド、ウルトラセルZi(シャワーハイフ)です。
どれも浅層への繊細な照射が可能で、肌の質感改善を目指す治療に適しています。
定期的なメンテナンス施術としても有効です。

治療名:HIFUドット・リニア
料金:¥77,000(看護師施術/400ショット)※まとめ買い割引あり
リスク・合併症:赤み、痛み、腫れ、火傷、水疱、色素沈着、神経障害など

5. ハイフの効果を左右する3つの要素

ハイフの施術効果は、機器の性能だけで決まるわけではありません。
どのように施術するか、どれだけのエネルギーが与えられるか、ターゲットの層にしっかり届いているかなど、複数の要因が影響します。

ショット数の違いとその影響

ハイフは「ショット数」が多いほど、広範囲かつ均一にエネルギーを届けられるため、仕上がりにムラが出にくくなります。
ショット数が少ない場合、一部しか照射されていない感覚が残ったり、効果の実感が弱まる原因となります。
ただし、単純に「多ければ良い」というわけではなく、顔の骨格や脂肪量に合わせた適切なショット設計が重要です。
医師が顔全体を診断しながらショットを配分することで、自然かつ引き締まった印象を実現できます。

出力レベルと施術結果の関係

ハイフの効果は、照射時の出力レベルにも左右されます。
出力が低すぎると十分な熱変性が起きず、期待される引き締め効果が得られません。
一方で出力が高すぎると、神経や筋肉に過剰な刺激が加わる可能性があり、安全性が損なわれます。
そのため、施術者の熟練度と肌質に合わせた出力設定が必要不可欠です。
経験豊富な医師であれば、痛みの閾値や部位ごとの厚みに応じたカスタマイズが可能となり、より安心して施術を受けることができます。

照射深度が変えるターゲット層

ハイフ機器には、1.5mm、2.0mm、3.0mm、4.5mmといった照射深度があり、深度によって熱が届く層が異なります。
浅い層では肌のキメやハリ感を整え、深い層ではたるみやフェイスラインの引き上げを目的とします。
これらの深度を組み合わせることで、単なるリフトアップではなく、「肌質改善+たるみ治療」を同時に行うことが可能になります。
たとえば、ウルトラセルZiやウルトラフォーマーMPTのように多層照射に対応した機器では、複合的な悩みに応じた治療が実現できます。

6. 医療ハイフとエステハイフ・家庭用ハイフの違い

ハイフは医療機関の施術という印象が強いものの、最近ではエステや家庭用機器にも「ハイフ」を謳うものが増えています。ただし、それぞれ出力・効果・安全性に大きな差があります。

 ・医療ハイフ:医師や看護師が行い、SMAS層など深部に届く高出力が可能。
        リフトアップや脂肪溶解など根本的な変化を目指せます。
 ・エステハイフ:法律で低出力に限定され、浅い層(表皮~真皮浅層)までしか届かず、
         即効性や持続力は乏しい傾向があります。
 ・家庭用ハイフ:極めて低出力で安全性は高いものの、たるみ改善などの明確な変化には不向き。
         照射ミスによる肌トラブルのリスクもあります。

たるみ改善やフェイスラインの変化を本格的に望むなら、安全性・効果・持続性すべてに優れる医療機関での医療ハイフを選ぶのが最適です。

7. ハイフ施術でよくある悩みと対応法

痛みが心配な方への対処法

ハイフは「切らないリフトアップ」として知られていますが、「照射時に痛みがある」と感じる方もいます。
痛みの感じ方は個人差がありますが、特に骨に近い部位や筋膜層への照射ではチクッとした熱感を覚えることがあります。
ただし、最近では冷却機能付きの機器や痛みを抑えるパルス設計の進化により、以前よりも快適に施術を受けられるようになっています。
さらに、麻酔クリームの使用や照射レベルの調整により、ほとんど痛みを感じないまま終える方も少なくありません。痛みに不安がある場合は、事前のカウンセリングで相談すれば、無理のない範囲で施術を進めてもらえます。

ダウンタイムが気になる方へ

ハイフの大きな魅力は、施術後すぐに日常生活に戻れる「ノーダウンタイム性」です。
メスを使わず肌に傷もつかないため、当日からメイクができ、施術後すぐに仕事や外出も可能です。
まれに赤みや軽い腫れ、筋肉痛のような違和感が出ることもありますが、多くは1~3日で自然におさまり、メイクで隠せる程度です。
当日は刺激を避け、保湿と紫外線対策を心がけると安心です。

効果がなかったと感じたときの対策

ハイフは一部に即時効果もありますが、基本的には1〜2ヶ月かけてコラーゲンが再構築され、徐々にリフトアップや引き締めが実感できる「遅効性の治療」です。
施術直後に大きな変化がなくても失敗ではありません。ただし、機種やショット数、出力が目的に合っていない場合は効果が乏しいこともあります。
その際は、機器の変更や他施術との併用(糸リフト・ヒアルロン酸など)を検討することも可能です。
効果に不安を感じたら、施術を受けたクリニックに相談し、写真と照らして評価してもらいましょう。

8. まとめ

ハイフは、たるみ改善や小顔効果、肌のハリ向上など幅広い美容目的に対応できる、汎用性の高い医療施術です。
ただし、使用機器の種類や出力、照射技術によって効果に差が出るため、「何を改善したいか」によって選ぶべきハイフも変わります。
ウルトラセルZi、ウルセラ、ダブロゴールドなどにはそれぞれ得意分野があり、医師による正確な診断と技術が欠かせません。医療ハイフならSMAS層への深部照射が可能で、根本的なたるみ改善も期待できます。
まずは信頼できる美容皮膚科でカウンセリングを受け、自分に合った機器と施術プランを見つけることが、美しい変化への第一歩です。

多機能なウルトラセルセルZi取り扱い中◎MiSA Clinic六本木本院でのカウンセリング予約はこちら

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

カテゴリー

当院ではお客さまのお悩みや体質に合わせて
最良のご提案をお約束いたします。

初回のカウンセリングは無料です。
ぜひお気軽にご予約ください。

MOVIE

もっと見るもっと見る

もっと見るもっと見る

SPECIAL