紫外線の地域差はどれくらい?沖縄・北海道・高地の違いとシミ・シワ対策
ドクター美佐栄日本国内でも紫外線の強さには地域差があり、基本的には北海道など北の地域より、沖縄・九州など低緯度の地域のほうが強くなる傾向があります。ただし、実際に肌が浴びる紫外線量は緯度だけでは決まりません。標高、季節、天候、時間帯、雪や砂浜からの反射、屋外で過ごす時間によっても変わります。住んでいる地域名だけで判断せず、その日のUVインデックスと生活環境に合わせて対策することが重要です。
日本国内でも紫外線の強さには地域差があり、基本的には北海道など北の地域より、沖縄・九州など低緯度の地域のほうが強くなる傾向があります。ただし、実際に肌が浴びる紫外線量は緯度だけでは決まりません。標高、季節、天候、時間帯、雪や砂浜からの反射、屋外で過ごす時間によっても変わります。住んでいる地域名だけで判断せず、その日のUVインデックスと生活環境に合わせて対策することが重要です。気象庁
紫外線はなぜ地域によって強さが違う?
紫外線量に大きく影響するのが太陽高度です。太陽が高い位置にあるほど紫外線が大気を通過する距離が短くなり、地表まで届く量が増えます。
そのため、ほかの条件が同じであれば、日本では南の地域ほど紫外線が強くなる傾向があります。気象庁も、紫外線は1年では夏、1日では昼頃、地域では低緯度ほど強くなるとしています。気象庁
ただし、「北海道なら弱いから対策不要」「沖縄なら常に非常に強い」という単純な話ではありません。北海道や東北でも春から夏には紫外線対策が必要な日があり、南の地域でも天候によって強さは変化します。気象庁の紫外線情報では全国のUVインデックスを確認できるため、地域名だけではなく当日の数値を見るほうが実用的です。気象庁

緯度だけではない|標高と地面の反射にも注意
同じ地域でも、山や高原へ行くと紫外線は強くなります。標高が高い場所では上空の大気量が少なく、紫外線が散乱・吸収される量が減るためです。
気象庁では、一般的に標高が1,000m高くなるとUVインデックスは約10%増えるとしています。登山や高原でのレジャーでは、平地より涼しく感じても紫外線が弱いとは限りません。気象庁
さらに重要なのが地表面からの反射です。気象庁によると、紫外線の反射率はアスファルトや草地では10%程度以下なのに対し、砂浜では約25%、新雪では約80%に達します。冬の雪国では太陽高度が低くても、雪面からの反射を受けるため、スキーや雪上活動では顔だけでなく目元や首なども対策したいところです。気象庁
つまり紫外線は「南か北か」だけではなく、低緯度・高地・反射の強い場所で強くなりやすいと考えると分かりやすいでしょう。

沖縄・九州と北海道ではUV対策を変えるべき?
基本的な対策そのものは変わりません。日焼け止めを適量塗り、必要に応じて帽子、日傘、衣類、日陰を組み合わせます。
違うのは「どの時期・どの場面で対策を強めるか」です。
沖縄や九州など南の地域では、紫外線が強い時期が長くなりやすいため、夏だけではなく年間を通じてUVインデックスを確認する習慣が向いています。北海道や東北でも春から夏は対策が必要で、冬は積雪がある場所で反射光を意識します。気象庁
都市部については「ビルが多いから特別に紫外線が強い」と一律にはいえません。コンクリートやアスファルトからの反射はありますが、新雪や砂浜ほど高くありません。日常生活では建物の多さより、屋外にいる時間、時間帯、日陰の有無、その日のUVインデックスを基準に考えるほうが適切です。環境省
紫外線が強い時間帯については、紫外線が強い時間帯はいつ?10時〜14時の理由と朝・夕方のUV対策で詳しく解説しています。
旅行・出張・移住では「いつもの地域」と同じ感覚にしない
普段より南の地域や高地へ移動するときは、いつもの生活より紫外線を多く浴びる可能性があります。特にリゾート地、海、山、雪上では、直射光だけでなく地表面からの反射も加わります。
旅行前に特別な美容成分を追加して紫外線ダメージを防ぐというより、現地での露出を減らすことが基本です。日焼け止めを持参し、長時間屋外にいる日は塗り直す。帽子や衣類も併用する。このような物理的な対策のほうが重要です。
また、飲む日焼け止めや点滴を使用したからといって、塗る日焼け止めや衣類による対策が不要になるわけではありません。紫外線を浴びたあとに美容施術や点滴で「なかったことにする」こともできないため、まず浴びる量を減らすことを優先します。
曇りや雨の日については、曇り・雨の日も紫外線対策は必要?光老化を防ぐUV対策をご覧ください。
UVインデックスを見れば地域差を毎日確認できる
旅行先や居住地域で、その日の紫外線が実際にどの程度強いのかを知るにはUVインデックスが便利です。
UVインデックスは、紫外線が人体へ及ぼす影響を数値化した指標です。気象庁では天候、太陽高度、標高、オゾン量などを考慮した全国の紫外線予測を公開しており、地点ごとの時間変化も確認できます。気象庁
「東京だからこの程度」「北海道だから大丈夫」と固定して考えるより、外出する日のUVインデックスを確認し、屋外で過ごす時間と合わせて対策を調整するほうが合理的です。

ミサクリニックではこう考えます|住む場所より「毎日の積み重ね」を見る
紫外線によるシミや光老化は、住所だけで決まるものではありません。
同じ沖縄に住んでいても屋内中心の方と屋外で長時間過ごす方では紫外線曝露量が違いますし、北海道でも雪上スポーツを頻繁に行う方では反射光の影響を受けます。地域差を知ることは大切ですが、それ以上に自分がどのような環境でどのくらい紫外線を浴びているかを見ることが重要です。
院長寺井美佐栄が重視しているのも、強い日焼け止めを一度塗って終わりにすることではなく、生活に合わせて無理なく続けることです。顔だけではなく首、デコルテ、耳、手の甲など、露出している部分も忘れずに対策します。
ミサクリニック監修のDo skin「ピュア UV ディフェンスミルク」も、紫外線と乾燥から肌を守る毎日のUVケアとして展開しています。
紫外線の地域差に関するよくある質問
沖縄は北海道より紫外線が強いですか?
一般的には強い傾向があります。低緯度ほど太陽高度が高くなりやすいためです。ただし、季節・天候・標高によってその日の紫外線量は変わります。気象庁
北海道なら冬は日焼け止めを塗らなくてもいいですか?
一律にはいえません。冬は夏より紫外線が弱くなりますが、雪面は紫外線を強く反射します。長時間屋外にいる場合や雪上活動では対策が必要です。気象庁
山では紫外線が強くなりますか?
はい。気象庁では、標高が1,000m高くなるとUVインデックスが約10%増えるとしています。気象庁
地域に合わせてSPFを変えるべきですか?
地域名だけで決める必要はありません。その日のUVインデックス、屋外時間、汗や水への接触などから選びます。強い製品を選ぶだけでなく、十分な量を塗り、必要に応じて塗り直すことも重要です。
まとめ|紫外線は「地域+その日の環境」で判断する
日本では南の地域ほど紫外線が強くなる傾向がありますが、紫外線量を決めるのは緯度だけではありません。標高、季節、天候、時間帯、雪や砂浜からの反射なども影響します。
沖縄・九州では強い紫外線への対策期間が長くなりやすく、北海道などの北国では雪の反射に注意する。高地や旅行先では普段より対策を強める。このように環境に合わせて調整することが大切です。
そして地域差を暗記するより、その日のUVインデックスを確認し、日焼け止め・衣類・日陰を無理なく組み合わせることが、シミや光老化を予防する基本になります。
🔗関連記事
紫外線が強い時間帯はいつ?10時〜14時の理由と朝・夕方のUV対策
この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医
