糸リフトの効果とは?持続期間や長持ちさせる方法について解説!
「鏡に映る自分の顔が、いつの間にか老けて見えるようになった」そう感じるきっかけの多くは、頬やフェイスラインのたるみ、ほうれい線の深まりといったエイジングサインです。
従来は外科的なフェイスリフト手術が主流でしたが、近年は切開を伴わずに短時間で行える「糸リフト」が注目を集めています。糸リフトは施術直後からリフトアップ効果を実感でき、さらにコラーゲン生成による長期的な肌質改善も期待できるのが特徴です。
しかし「効果は本当にあるの?」「どのくらい持続するの?」「長持ちさせる方法は?」といった疑問を抱く方も少なくありません。
この記事では糸リフトの仕組みや効果の種類、効果を実感できるタイミング、持続期間、そして施術後に効果をできるだけ長く維持する方法について詳しく解説します。
1. 糸リフトとは

糸リフトとは、特殊な吸収性の糸を皮下に挿入して、たるんだ皮膚を物理的に持ち上げる施術です。糸にはトゲ状の「コグ」や「バーブ」が付いており、皮膚や脂肪組織をしっかりキャッチして引き上げることができます。
さらに糸は時間の経過とともに体内で分解・吸収され、その過程でコラーゲンやエラスチンが生成されるため、施術から数か月経過しても肌のハリや弾力が増す効果が期待できます。
糸の素材にはいくつかの種類があります。
・PDO(ポリジオキサノン):吸収が早く半年〜1年程度で効果が切れるが、コラーゲン生成効果が高い。
・PCL(ポリカプロラクトン):吸収がゆるやかで1年半〜2年程度持続する。肌質改善効果も期待できる。
・PLLA(ポリ乳酸):吸収に2年以上かかり、長期持続が見込めるが、扱いに高度な技術が必要。
これらの素材の特徴を理解し、年齢や肌の状態、求める効果に応じて適切な糸を選択することが、満足度の高い仕上がりにつながります。
関連記事:糸リフトの種類とは?効果や違いも徹底比較
2. 糸リフトで期待できる効果
リフトアップ効果
糸リフト最大の魅力は、物理的なリフトアップ効果です。頬やフェイスラインが引き上がることで、ほうれい線やマリオネットラインが目立ちにくくなり、輪郭がシャープになります。
施術直後から鏡を見て「顔がすっきりした」と実感できる方が多いのは、この即効性のおかげです。
関連記事:糸リフトのほうれい線への効果とは?デメリットや費用相場も解説
たるみの予防
糸は皮膚を支える役割も果たすため、将来的なたるみの進行を遅らせる効果があります。たるみが軽度のうちに施術を受けることで「予防的アンチエイジング」が可能です。
特に30代後半〜40代前半の段階で糸リフトを取り入れると、将来の見た目年齢に大きな差が出ることが多いです。




- 年齢・性別・症状 40代・女性・たるみ
- 施術内容 ヴィーナスリフト8本
- 施術時間・回数 60分(麻酔時間含む)・1回
- 費用 369,600円
- 副作用・リスク 痛み、赤み、腫れ、火傷、内出血、一時的な引き攣れ感
- 監修医師 寺井美佐栄
肌のハリ・弾力の回復
糸の周囲ではコラーゲン生成が促されるため、時間が経つにつれて肌にハリや弾力が戻ってきます。リフトアップ効果だけでなく、肌質そのものが改善されるのは糸リフトならではのメリットです。
乾燥小じわや毛穴の開きが目立ちにくくなるなど、副次的な効果も期待できます。
3. 糸リフトの効果はいつから感じられる?
糸リフトは施術直後から効果を実感できる施術ですが、時間の経過とともに変化の質も変わります。
施術直後
糸が皮下組織をしっかりキャッチするため、その場でフェイスラインの引き上がりを実感できます。鏡を見た瞬間に「小顔になった」「若返った」と感じる方も多いでしょう。
ただし直後は腫れや麻酔の影響で仕上がりが分かりにくいこともあります。
施術翌日〜1週間
腫れやむくみが落ち着いてくるにつれ、自然なリフトアップ効果が見えてきます。ひきつれ感や違和感を覚えることもありますが、1週間ほどでなじみます。
この時期はダウンタイム中であるため、効果よりも症状に目がいきがちですが、腫れが引いた後のラインが楽しみになる時期でもあります。
施術後2週間以降
施術から2週間経過すると、糸が組織に定着して安定し、より自然な仕上がりになります。さらに糸周囲でコラーゲン生成が進み、リフトアップ効果に加えて肌質改善効果も現れてきます。
3か月後には「肌が内側からふっくらした」「化粧ノリがよくなった」と実感する方も増えてきます。
4. 糸リフトの効果はどのくらい持続する?糸の種類別にご紹介
糸リフトの効果は、糸の「素材」や「形状」によっても変わってきます。どの糸を選ぶかによって、リフトアップの強さや持続性、肌への負担も異なるため、自分に合ったタイプを見極めることが大切です。
ここでは、代表的な素材の特徴や、吸収性・非吸収性、糸の形状による違いについて解説します。
PDO・PCL・PLAなど素材別の違い
糸リフトに使われる糸には、主にPDO(ポリジオキサノン)、PCL(ポリカプロラクトン)、PLA(ポリ乳酸)といった素材があります。それぞれ吸収速度や柔軟性に違いがあり、持続性や肌へのなじみ方も異なります。
PDOは比較的短期間で吸収される素材で、自然な仕上がりを好む方に向いています。施術後6ヶ月〜1年程度の持続が期待されます。
一方、PCLは吸収までに1年半〜2年ほどかかり、長期間の引き締め効果が期待される素材です。柔らかくしなやかな性質を持ち、肌への負担も比較的少ないとされています。
PLAはコラーゲン生成を促す作用があるとされ、引き締めに加えて肌質の改善をサポートしたい方に選ばれやすい素材です。施術部位や目的に応じて、適切な素材を選ぶことが大切です。
吸収糸・非吸収糸それぞれの特性
糸リフトに使われる糸には、「吸収糸」と「非吸収糸(溶けない糸)」の2種類があります。それぞれにメリットと注意点があり、目的や肌質によって選択が変わってきます。
吸収糸は体内に自然に分解されていくタイプで、施術後のトラブルが起きにくく、体にやさしい素材とされています。効果の持続期間は素材によって異なりますが、半年〜2年ほどが目安です。施術に不安がある方や、まずは試してみたいという方に向いています。
一方、非吸収糸は体内に長期間残るため、より長く引き上げ効果が期待できる一方で、定期的な検診やメンテナンスが必要となる場合があります。また、異物感を感じやすい方には向かないこともあるため、慎重に判断しましょう。
糸の形状(コグ・スパイラル)による固定力の差
糸の「形状」も、糸リフトの効果に大きく影響する要素のひとつです。とくに代表的な形状として知られるのが「コグ」と「スパイラル」です。
コグとは、糸にトゲのような突起がついており、皮下組織にしっかりと引っかかることで、高いリフトアップ効果が期待されます。フェイスラインやほうれい線まわりなど、しっかりと引き上げたい部分に適しています。
一方、スパイラル状の糸は、コイルのようにねじれた形状で、ボリュームアップやふっくら感を出すのに適しています。頬のボリュームロスが気になる方や、自然なハリ感を求める方に人気です。部位ごとに形状を使い分けることで、よりバランスの取れた仕上がりが目指せます。
5. 糸リフトの効果を長持ちさせるためには?
定期的にメンテナンスをする
糸リフトは「一度で終わり」ではなく、定期的に受けることで効果をより長期的に維持できます。
目安としては 1年〜1年半ごと の再施術が理想的です。たるみが強い方は最初の施術から半年後に軽めのメンテナンスを行い、その後は1年ごとのリズムを整えるとよいでしょう。
また、糸リフト単独だけでなく、ヒアルロン酸注入やHIFU(ハイフ)、スネコスやリジュランといった肌再生治療と組み合わせることで、効果を相乗的に高めることも可能です。
施術後は顔を刺激しない
施術直後は糸が安定していないため、マッサージや強い摩擦、うつ伏せ寝は避ける必要があります。顔を強く触ったり、無意識に頬杖をつく習慣がある人は注意しましょう。
またスキンケアの際も「優しく」が鉄則です。こするようなクレンジングや強い洗顔は避け、摩擦レスを徹底することで糸の安定が促されます。

血行を促進する行為は避ける
ダウンタイム中はもちろん、施術後しばらくは血流が過度に高まる行為を避けることが望ましいです。飲酒や長時間の入浴、激しい運動は腫れや内出血を悪化させるだけでなく、糸の固定力を弱めてしまう可能性があります。
施術後2週間ほどは生活習慣に注意し、徐々に通常の生活に戻すことが推奨されます。
6. よくある質問
Q. 糸リフトの効果を実感しやすいのはどんな人?
糸リフトの効果を実感しやすいのは、軽度〜中等度のたるみがある方 です。30代後半〜40代前半で「ほうれい線が少し気になってきた」「フェイスラインがぼやけてきた」というタイミングが最も適しています。
この時期に施術を行うことで、リフトアップと同時に「たるみの予防効果」も得られるため、将来的な見た目年齢に差が出やすいのです。
Q. 糸リフトの効果を感じられない人の特徴は?
皮膚が非常に厚い方や、脂肪が過剰に多い方は糸がしっかりと組織にかからず、効果が出にくいことがあります。また、重度のたるみがある場合も糸リフト単独では満足度が低くなることがあります。
そのようなケースでは、外科的フェイスリフトやヒアルロン酸注入、脂肪除去などとの併用を検討することが現実的です。
Q. 糸リフトの本数が多いほうがいいの?
必ずしも本数が多ければ良いわけではありません。必要以上に本数を増やすと、不自然な仕上がりや過度な腫れ、違和感につながるリスクがあります。大切なのは「顔の構造や希望に合わせた最適なデザイン」です。
信頼できる医師に相談し、必要最小限で最大の効果を得られるように計画することがポイントです。
関連記事:糸リフトは何本がベスト?目的別の必要本数や費用も解説
Q. 糸リフトは何歳から受けるのが理想?
早い方では20代後半から受けることも可能ですが、一般的には30代後半〜40代前半で初めて受ける方が多いです。
このタイミングは「まだたるみが重度ではないが、変化が気になり始める時期」であり、リフト効果と予防効果の両方を得やすいためです。
Q. 糸リフトに副作用はある?
糸リフトは比較的安全な施術ですが、副作用として腫れ・内出血・痛み・ひきつれ感が一時的に生じることがあります。ほとんどは数日〜2週間程度で改善しますが、まれに糸が皮膚から透けて見えたり、感染が起こるケースもあります。
副作用を最小限に抑えるには、経験豊富な医師に施術を依頼することが最も重要です。
7. まとめ
糸リフトは、切らずに行えるアンチエイジング施術として、多くの人に選ばれています。
施術直後からフェイスラインのリフトアップ効果を感じられ、時間の経過とともにコラーゲン生成による肌質改善も期待できる点が大きな魅力です。
効果の持続期間は半年〜2年程度とされていますが、素材や本数、生活習慣によって個人差があります。長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや生活習慣の改善、施術後の適切なケアが欠かせません。
また、糸リフトはすべての人に万能ではなく、肌質やたるみの程度によって適応が異なります。
効果を最大限に得るためには、信頼できる医師との丁寧なカウンセリングを通じて、自分に合った施術方法を選択することが大切です。
糸リフトは「すぐに若返りを実感したい」というニーズに応えるだけでなく、「未来の自分の老化を予防する」という長期的な視点からも有効な治療です。正しい知識を持ち、適切なタイミングで施術を取り入れることで、自然で美しい若々しさを維持できるでしょう。

この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医
