紫外線が強い時間帯はいつ?10時〜14時を中心とした時間別の対策方法
紫外線が最も強くなりやすいのは、太陽が一日のうちで最も高くなる正午前後です。10時〜14時を特に注意したい時間帯の目安にするとよいでしょう。
ただし、紫外線の強さは季節、地域、雲、標高、反射などでも変わります。
紫外線が最も強いのは正午前後|目安は10時〜14時
太陽が高くなるほど地表へ届く紫外線が増える
気象庁によると、ほかの条件が同じなら、紫外線量は太陽高度が高いほど多く、一日の中では正午ごろに最大となります。ただし、太陽が最も高くなる「南中時」は全国一律の12時ではありません。
南中時は地域や季節で変わり、通常の目安は札幌市で11時35分ごろ、那覇市で12時30分ごろです。この前後を含む10時〜14時が、実生活で特に注意しやすい時間帯です。
関連サイト:気象庁「太陽高度と紫外線」
時刻よりUVインデックス3以上を対策の目安にする
対策の判断にはUVインデックスも役立ちます。環境省は、概ねUVインデックス3以上を「紫外線の強い時間帯」として避ける目安にしています。
気象庁では地域別・時刻別の予測を確認できます。朝でも3以上なら対策を始め、午後も3以上が続く間は防御を続ける、という使い方が実用的です。
関連サイト:気象庁「紫外線情報(分布図)」
関連サイト:環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
朝・昼・夕方で変える紫外線対策方法

朝8時前|短時間でも外出前の基本対策を済ませる
早朝は正午前後より紫外線が弱い傾向にありますが、ゼロではありません。洗濯物干しや散歩を毎日行う方は、朝のスキンケア後に日焼け止めを塗り、顔、首、耳、手の甲などを守りましょう。
8時〜10時|上昇する紫外線に通勤・家事で備える
太陽が高くなるにつれてUVインデックスは上がります。通勤前に日焼け止めを塗り、日傘やつばの広い帽子も利用しましょう。汗やマスク、衣類との摩擦で落ちた部分は塗り直します。
10時〜14時|できるだけ直射日光を避けて対策を重ねる
可能であれば屋外の用事を別の時間へずらし、外出時は日陰を選びましょう。日傘、全周につばのある帽子、肌を覆う衣類、UVカット表示のあるサングラスを併用します。休憩を室内で取り、汗をかいた後やタオルで拭いた後は日焼け止めを塗り直してください。
関連記事:紫外線カット服の選び方と美肌を守る「攻め」のUV対策ガイド
14時〜16時|塗り直しと西日への備えを続ける
ピーク後も、春から夏の晴天時には強い状態が続くことがあります。帰宅前に日焼け止めを塗り直し、横からの日差しには日傘やサングラスも組み合わせましょう。
16時以降|日没まではUVインデックスで判断する
夕方は弱くなるものの、日没時刻は季節や地域で異なります。「16時以降は不要」と決めず、UVインデックスと外出時間で判断してください。日没後は日焼け止めを肌に合った方法で落とし、摩擦を避けて保湿します。

同じ時刻でも紫外線の強さは季節・天候・場所で変わる
関東では5月以降にUVインデックス8を超える日が増える
気象庁は、関東地方では5月以降、UVインデックスが8を超える日が増えると説明しています。春から予報を確認し、南の地域、高地、雪面の反射を受ける場所では、滞在時間に合わせて対策を調整しましょう。
関連記事:紫外線の地域差に要注意!住む場所で変わるシミ・シワのリスクと最新UV対策
薄曇り・照り返し・高地では体感だけで判断しない
環境省によると、薄い雲では紫外線の80%以上が通過することがあります。また、水面、砂、雪などの反射により、日陰や日傘の下でも紫外線を受けます。体感ではなく、予報と過ごす環境で判断しましょう。
窓際や車内ではガラスの種類によりUVAが通過する
一般的なガラスはUVBの多くを遮りますが、UVAの透過率は種類や加工で異なります。窓際や車内で直接日差しを長く受ける方は、ガラスの仕様を確認し、必要に応じて日焼け止めや衣類を利用しましょう。
日焼け止めと衣類を組み合わせるのが基本の対策方法
SPFとPAを確認し、十分な量をむらなく塗る
SPFは主にUVB、PAはUVAへの防御効果の目安です。数値だけでなく、日常生活、長時間の屋外活動、海や山などの場面と肌状態に合わせて選びます。
顔の数か所に置いて均一に広げ、耳、首、うなじ、手の甲にも塗ります。汗や摩擦で落ちたときはすぐに重ね、屋外では2〜3時間おきの塗り直しが目安です。スプレーやスティックも製品の説明に従って使いましょう。
関連記事:スプレータイプの日焼け止めの正しい使い方|塗るタイプ・スティックとの違いも解説
関連記事:敏感肌の方に適した日焼け止めとは?成分・選び方・正しい使い方を医療目線で解説
日傘・帽子・衣類・サングラスで露出を減らす
日本皮膚科学会は、日傘、全周につばのある帽子、長袖、長ズボンなどで紫外線を減らし、覆えない部分に日焼け止めを使う考え方を示しています。一つの製品だけに頼らず、続けやすい方法を重ねましょう。
適切な紫外線対策と保湿ケアは、施術後のデリケートな肌を健やかに保つためにも大切です。ミサクリニックオリジナルの「Do skin」では、施術後の肌にも配慮した美容液「リバースセラム」と、軽やかな使用感の「ピュア UV ディフェンスミルク」をご用意しています。ピュア UV ディフェンスミルクは、赤ちゃんの肌にもやさしい使い心地を目指した日焼け止めです。リバースセラムは、乾燥や肌荒れが気になる肌にうるおいを与える美容液であり、紫外線防止効果を目的とした製品ではありません。
施術後に使用できる化粧品や使用開始時期は、受けた施術と肌の状態によって異なります。使用前に医師へご確認ください。
関連記事:Do skin|ミサクリニック六本木本院監修スキンケアブランド
日焼け後に「72時間の猶予」があるとは限らない
紫外線による赤みはサンバーン、その後に皮膚色が濃くなる反応はサンタンと呼ばれます。反応は連続して起こるため、「72時間以内のケアでシミを防げる」という明確な猶予期間があるとはいえません。
赤みやほてりがあれば日差しを避け、冷たいシャワーや清潔な濡れタオルでやさしく冷やします。こすらず、刺激の少ない保湿剤を使いましょう。冷却や保湿は不快感を和らげるケアであり、浴びた紫外線を帳消しにはできません。刺激の強い化粧品や美容施術を急いで重ねることは避けてください。
関連サイト:日本皮膚科学会「日焼け Q4 日焼けはどうして起こるのですか?」
水ぶくれや強い腫れ、体調不良があれば受診する
水ぶくれはつぶさず、赤みが広範囲に及ぶ場合や、強い痛み・腫れ、発熱、吐き気などがあれば医療機関へ相談してください。高濃度ビタミンC点滴や美容施術で、将来のシミや光老化を防げるとは断定できません。まず医師が炎症の程度を確認することが大切です。
シミや色ムラが気になる場合に検討できる治療
肌分析機 ネオヴォワールで現在の肌状態を確認する
シミのように見える変化には、日光性色素斑、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着などがあります。ミサクリニックでは、肌分析機 ネオヴォワールでメラニン、赤み、茶色い色素、皮膚トーンなどを記録し、医師の診察と合わせて治療方針を検討します。
関連施術:肌分析機 ネオヴォワール
ルメッカ(IPL)とエンライトンSR(ピコレーザー)を使い分ける
ルメッカ(IPL)は、広い範囲へ光を照射し、シミ、そばかす、赤み、色ムラなどにアプローチする治療です。エンライトンSR(ピコレーザー)は、シミを狙うピコスポット、低出力で広く照射するピコトーニングなどを使い分けます。肝斑の有無や肌質によって適否が異なります。
いずれもメスで切開する手術ではありませんが、刺激やリスクがないという意味ではありません。熱感や刺激、施術後の赤み、腫れ、乾燥、かさぶた状の変化、色素沈着、火傷、肝斑の悪化などが起こる可能性があり、経過と効果には個人差があります。日焼け直後に急いで行わず、医師が時期を判断します。
関連施術:ルメッカ(IPL)、エンライトンSR(ピコレーザー)
ルメッカで目立ったシミがなくなると共に、肌全体がトーンアップ
ルメッカはIPLという特殊な光を肌に照射し、肌質改善を促す光治療器です。シミ治療に加え、肌のトーンアップ、シミやそばかすができない肌の形成、たるみにも高い効果を発揮します。今回の症例では、最も目立つ左頬のシミがほとんど目立たなくなると共に、顔全体に散らばっていた細かいシミも薄くなり、全体としてもトーンアップしています。


- 年齢・性別・症状 47歳・女性・シミ
- 施術内容 ルメッカ3回
- 施術時間・回数 30分・3回
- 費用 1回27,500円
- 副作用・リスク 色素沈着・火傷・腫れ・肝斑の悪化
- 監修医師 寺井 美佐栄
紫外線が強い時間帯に関するよくある質問
朝や夕方なら日焼け止めを塗らなくてもよいですか?
朝夕も紫外線はゼロではありません。UVインデックスが3以上、長時間屋外にいる、窓際や車内で直接日差しを受ける場合は対策しましょう。施術後や光線過敏症がある方は医師の指示を優先してください。
曇りや雨の日も対策は必要ですか?
薄曇りでは紫外線の80%以上が通過することがあります。厚い雲や雨で弱まる日もあるため、天気を考慮したUVインデックスを確認しましょう。
最も紫外線が強い季節はいつですか?
ほかの条件が同じなら、太陽高度が高い夏至前後に多くなります。ただし、春にも強い日があるため、その日の予報と行動時間に合わせましょう。

日焼け止めは何時間おきに塗り直せばよいですか?
屋外では2〜3時間おきが目安です。汗、タオル、衣類やマスク、水で落ちた場合は、時間を待たずに塗り直し、製品の使用方法も確認しましょう。
シミ治療を急ぐ前に、首・デコルテまで毎日の紫外線予防を積み重ねる
Voicyにて、寺井院長は、SPFやPAの数字だけで安心せず、表示された性能を引き出すには、十分な量をむらなく塗り、こまめに塗り直すことが大切だと考えています。Voicyでは、SPFの試験条件である1平方センチメートルあたり2mgは、実際には白さを感じるほどの量になること、汗や不感蒸泄で少しずつ落ちるため塗り直しが欠かせないことを説明しています。院長自身、首とデコルテへの塗り忘れをきっかけに、紫外線対策の大切さを実感した経験も紹介しています。
飲む日焼け止めは、塗る日焼け止めの代わりでも、日焼けを完全に防ぐものでもなく、補助的に併用するものという位置づけです。シミが生じてから取り除くことだけを考えるのではなく、顔だけでなく首やデコルテまで毎日丁寧に守り、予防を積み重ねることを院長は重視しています。
関連サイト:#88 日焼け止めを塗っているのにシミが増える人へ
8.まとめ
紫外線が最も強くなりやすいのは正午前後で、10時〜14時が特に注意したい目安です。ただし、対策はUVインデックス、季節、地域、天候、標高、反射、屋外にいる時間によって変わります。
朝は外出前に日焼け止めを塗り、昼は直射日光を避けて、日傘・帽子・衣類・サングラスを重ねます。午後もUVインデックスが3以上なら対策を続け、汗や摩擦の後は塗り直しましょう。日焼け後は赤みやほてりを冷やして刺激を避け、症状が強ければ医療機関へ相談してください。
シミや色ムラが気になる場合も、治療を急ぐ必要はありません。ミサクリニックでは肌状態と希望を確認し、メスを使わない治療を含めて必要な選択肢を検討します。予防を土台に、効果とリスクを理解したうえで医師へご相談ください。

この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

